制作者やすさんの工房は2025年3月で閉鎖しました。
貴重な在庫品です。
修理等の相談はやすさんが受け付けますので必要が有れば当店までお願いします。

全長1.86m、2本継ぎのカワハギ竿です。
手元は淡竹、胴は淡竹、穂先は鰯鯨（いわしくじら）を使っています。
仕舞寸法は102cm、口巻は虫食い塗り仕上げです。
以下製作者の工房やすさんのコメント
この竿は本漆でなくカシュー漆でいったん作製されたのですが、あまりにも材料が良かったため、本漆に塗り替えました。印籠継の部位にカシュー漆が残っています。
材料は最上級ですが訳アリのため安価で、お勧めの一竿になります。
極上の材料と美しい塗りを施したカワハギ竿です。
穂先は、今は大変貴重品になりました、鰯鯨の髭を丹念に削り出して最高の調子に仕上げた物を使用しています。
カワハギ竿の穂先は、何と言っても鯨が一番です。
穂持は九州産の最上級(節間の短いテーパーの強い竹)を使用しました。
手元は千葉産の、こちらも節間が極短で根の形の美しい極上の淡竹を使用しました。
ガイドは、岡田製作所のSIC黒ガイドを使用しています。
調子は8：2調子で仕上げてありますので、カワハギの小さな前魚信も感じ取れます。

注）このリメイク竿は、元々竿師「望保」が作成したものでは有りません。
別のセミプロが全ての材料を和竿工房やすで購入し自分用に製作したものです。
しかしながら製作者は高齢の為、釣りを止めました。
その為竿を手放すことになったのですが、全てが最高級の材料を使用して製作されている極上品です。
但し、本人が皮膚の弱い方でしたので本漆を使用することが出来なく、全てカシューで仕上げていました。又、非常に硬い調子の穂先がお好みの方でしたので一般の方には向かない硬い穂先になっていました。
それを望保が引取り、一度全て解体して穂先の調子出しをやり直し、必要な補強を加え、カシューから本漆に塗り替え、改めてガイド・リールシートを取り付け直し、和竿工房やすで再度作り直した竿です。　
従いまして、一部に前の痕跡が少し残っている所も有りますが、最高の材料はそのまま使用し本漆で仕上げ直しましたので、最上級品とほぼ変わらない出来栄えになっています。

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和竿は多くの作業を経て完成しています。
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